第5章「もう一人の勇者」

 

ここは偉大なる王族の住むゴーランド王国

そこには王国に仕えるいまだ亡き伝説の騎士レオン=ランツァートの息子、

ハルト=ランツァートが住んでいた。

そしてハルトは、彼の親代わりである一人のメイドルシアに説教されていた。

ルシア「ハルト、今年の終末に貴方は18才の誕生日を迎えます。

そしてこのゴーランド王国の王女、マロン姫と結婚しこの国の王となる日が近づいています。

だから庭でゼリー狩りなどつまらないことはおやめください。」

ハルト「ハン、なんだ、俺は王なんかになりたくねえ。

俺の夢は死んだ親父のような騎士になることだ。

でもよ、王なんかにならなくとも俺はもう十分一人前だ。」

ルシア「貴方の腕は知ってます。ですが、貴方はマロン姫と結婚することで、

この国の王となります。だから王になるためには偉くならなくてはなりません。

偉くなるためには修行よりも勉強がてらです。ですからこの私、ルシア

貴方の為に魔法の書を取ってきます。」

するとルシアは図書館へ魔法の書を取りに向かった。

ハルト「(ハン、なんだよ。王なんかになりたくねーってのに。しょーがねー。

メイドさんが本を取りに行ってるスキに今のうち逃げるか…)」

ハルトはあまりの退屈に、メイドのルシアの目を盗んで部屋から逃げ、

城の武器庫からこっそり大剣を持ち、鎧を身にまとい、

ゴーランド城の玉座へ向かった。

そしてそこにはゴーランド王国の可憐な王女、マロン=グラッセが居た。

マロン姫「良く来てくれましたわ、未来の王ハルト=ランツァート殿。もうあんなお節介なメイドに

説教されるのはもううんざりですって?だからわたくしマロン姫がこの城から出ることを許してあげますわ。

強くなるためにはゼリーを倒していけばいいですの。

さあ、この椅子の下にある裏口から出てお主の気が住むまでゼリー狩りでもしてるのですわ。」

するとマロン姫は自分が座っていた椅子をどかし、

椅子があったところの床の四角い仕切りを開くとそこには階段があった。

ハルト「え、いいのか!?」

マロン「ただし遠くの崖から飛び降りてはいけませんわ…」

ハルト「え、なんでだ?」

マロン崖の下にゼリーよりも強いコグメロがうじゃうじゃいますわ。

そのコグメロに何度も叩きのめされた経験がありますって。

分かりますて?ハルト殿。」

ハルト「それくらい分かってるって。俺、自身あるから心配はいらねえ。

こんどコグメロに遭遇したらコグメロなんかやっつけたるわ。」

マロン「本当に分かってますの…?」

こうしてハルトは裏口から城を出て、裏庭で趣味のゼリー狩りを始めた。

ハルト「アーッハ!俺様は鬼畜王ハルト=ランツァート様だぁ!!!

さあ、何の罪のないゼリーども、泣き叫んで逃げるがいい!!!」

ゼリーたち「ぷにゅうーーーーーーっ!!!」

するとゼリーの群れはハルトにとびかかった。

ハルト「雑魚が何匹かかっても俺には勝てん!!!くらえー!!!

スパッスパッ!

ゼリーたち「ぷにゅーーーーーーっ!!!」

こうして色とりどりのゼリーたちは次々とハルトの振り回す大剣に切り裂かれていった。

ハルト「ククク…見たか!!!これが俺の実力だ!!!

アーッハッ...!!!

 

そのころリナは新たな仲間スタンと共に列車の中で、

ウェイトレスが振る舞う料理やデザートを仲良く食べながら、

サン・ミルドの駅に戻ってきた。

運転手「さあ、サン・ミルド駅についたぞ!忘れ物はせずに!」

スタン「ここがサンミルド村か…なついな…。」

リナ「そうでしょ、すっごく平和な村なの。悪い奴も一人もいないし危なっかしいモンスターも一匹もいないし…」

スタン「ふーん。」

すると駅の奥で

男A「おい、聞いたか?サン・ミルド村で騒動起こしたあの寝ぐせ付きの

緑の服の男の子がゴーランド王国へ向かってたぞ!」

B「あいつ一人で大丈夫か⁉ゴーランド王国の道中には凶暴なキノコの群れがいるんだぞ!

しかも剣も何も持たずに…!」

リナ「(寝ぐせ付き...緑の服...きっとカイトくんだ!)」

するとリナは男たちの会話に割り込んだ。

リナ「ねえ、さっき寝ぐせ付きの緑の服の男の子がゴーランド王国に向かったって言わなかったよね!?

それでゴーランド王国に行く道知ってない!?」

スタン「おい、アップル!落ち着けよ!

男A「ん、あの男の子のこと知ってんのか⁉」

リナ「うん、昔病欠だった私に世話になって...だからゴーランド王国への道を教えて!」

男A「うん、この駅の道の真ん中に道が分かれている。そこを通っていけばゴーランド王国だ。

ただしゴーランド王国の道中の森には凶暴なキノコ『コグメロ族』が住んでいる。

奴を倒す勇気がなければ諦めな。」

リナ「うん、大丈夫!キノコなんて怖くない!私覚悟できてる!」

男B「(こいつ女のくせに気が弱そうに見えて強いな...)」

リナ「それじゃあスタンくん!ゴーランド王国へ行きましょ!」

スタン「おう!どんな敵も僕の魔法さえあれば平気さ!任せてくれ!

こうして二人は駅を抜け、ゴーランド王国の道中である森の中へ進んだ。

リナ「うう...やっぱり怖い…。」

スタン「(覚悟できてるといったくせに...)大丈夫だ、もし何か出て来たらこの僕が守ってやる...!

すると突然

バサッ!!!

草むらから3匹の大きなキノコみたいな生き物が二人の目の前に飛び出した。

スタン「あれは…コグメロだ!!!

そう、あのコグメロ族なのだ。

リナ「ふ、ふあああぁぁぁアアアァァァッ!!!」

あまりの恐怖にリナの口から大きな絶叫が出てしまった。

コグメロA「マッシャッシャ!これまた可愛い女が甘いキュートなセクシーボイスで泣き叫んでくれるわい。」

コグメロB「それにしてもうまそうな女だな。このコグメロ族が乳のそこまで料理してやるわいな。」

コグメロCマッシャッシャ!あの赤い不味そうな男の子は置いといて。

スタン「あれがコグメロか…思ったより弱そうだな。おい、リナ!いつまでビビってんだ!?

リナ「だって私怖いんだもの…。」

スタン「ほら、男なら...いや、女ならあいつらに立ち向かえ!

リナ「うん、わかった...えーい!!!」

するとリナは一匹のコグメロを真っ二つに切り裂いた。

コグメロCマッシャァアアアアア!!!

コグメロA「おのれ泣き虫小娘が…よくも仲間を…許さねー!!!くらえ!!!トードストールの胞子!!!」

するとコグメロは頭から毒の胞子を出し、その胞子はリナを襲った。

リナ「ふあああ...!!!たすけて…わたし...息苦しい…!!!」

スタン「アップル!!!

コグメロA「マァーッシャッシャッシャー!!!

どうだ!おいらたちのトードストールの胞子は毒キノコの胞子の味は!

その胞子を吸うことでじわじわと体を侵食する!!!」

コグメロB「そしてあの小娘のお体は完全に毒が回るとジ・エンドだわいな!

まあ、解毒剤でも使えば?ないと思うけどね。」

スタン「(いかん、状態異常攻撃か…このままだとアップルが死んでまう...そうだ!)

今治療してやる!状態異常回復魔法『エスポワール』!!!」

するとスタンが放った魔法で、リナの体に回っていた毒があっという間に消えて行った。

リナ「...あれ?もう苦しくない…?」

スタン「どうだ、エスポワールはどんな状態異常も回復してくれる応急処置の魔法だ。

例えば毒に犯されたら毒消しがなくても毒を消せるんだ。」

リナ「...そうなんだ…すごい...!」

コグメロB「おのれ...こうなったらやけくそだ!とにかく不味そうな赤い奴を先にやっつけるぞ!

くらえ!マッシュパーンチ!」

すると一匹のコグメロがスタンの顔にボカっとパンチをお見舞いした。

スタン「いってぇっ!!!よくもやってくれたな...アップル!あんなキノコ野郎やっつけてやれ!」

リナ「...うん、食らえ!風の魔法『真空のテンペスト』!!!」

ビュウウウウウウウッ!!!

コグメロA「マッシャアアアアア!!!吹き飛ばされるぅーーーー!!!」

コグメロB「覚えてろよー!!!この露出小娘がー!!!」

すると残りのコグメロはリナの放った竜巻で飛ばされていった。

スタン「ハハハ!女だてらに結構やるな!」

リナ「ふふふ、女の子の切れ味をナメられたら困りますわ。」

こうして二人は森の奥を進んでいった。そして森を抜けると、

岸の上に一人の騎士のような鎧を身にまとった金髪の男が

上から二人を見つめていた。

鎧の男「ほう、女だてらにやるねぇ。俺にも最初は倒せなかったこの森の凶暴なキノコをやっつけるとはねぇ。

今の俺の腕ならもう勝てるけどね。」

リナ「貴方、誰!?」

スタン「そうだ!名を名乗れ!」

するとハルトは崖から飛び降り、二人の目の前にスタッと立ちふさがった。

鎧の男「俺はハルト=ランツァート。ゴーランド王国の勇者さ。

それにしてもお嬢ちゃん、いい体してるな。ビキニアーマーなんか着てっから

お前のナイスバディが丸見えさ。」

リナ「何この変態...。」

ハルト「ん、さっき変態って言わなかったか?」

リナ「いや、別に...。」

ハルト「ちょっとしたセリフで口を滑らせない方が身のためだぜ。

何故なら俺は変態扱いされるのが大っ嫌いなんだ!

あとあの真っ赤な奴は誰だ?」

スタン「僕、ウィッシュワーツ学園から来ましたスタン=マルフィー。」

ハルト「はあ、もしかしたらあのビキニアーマー着てる可愛い子ちゃんとこの森でデートか?」

スタン「かぁー!!!、デートだとぉ!?ふざけんな!!!僕はもう彼女いるんだぞ!

僕にはあのラリッサという彼女を!」

リナ「そうなの!私だって既に彼氏がいるの...だから今追っかけてるの!

だからあの緑の服を着た寝ぐせの男の子見なかった?」

ハルト「緑の服の男の子?もしやカイトのことか…?」

リナ「え、知ってるの!?」

ハルト「ああ、あいつならな...」

 

リナがウィッシュワーツを訪れている間そのころカイトは、ゴーランド王国の城下町にいた。

カイト「ここがゴーランド王国の城下町か…街が虫けらの様だ、懲らしめてやる!」

するとカイトは、城下町の人々を殴り始めた。

町の男「うわああ!!!なんだ!!!このクソガキは!!?」

カイト「なんだこの虫けらは?そこらのキノコと比べるとよわっちぃな。」

町の女「きゃああ!!殺される!!!早く街の兵士を…」

カイト「ごちゃごちゃうるせぇ!!!お前らは皆殺しだぁ!!!」

するとカイトは木こりの斧を拾い、街の女を斬ろうとした。

その瞬間。

カッ!!!

カイト「な…なんだお前は!!!」

なんと、城下町の兵士が剣でカイトの斧を止めたのだ。

町の兵士A「君は、どっかで見たことあるな?確か、サン・ミルドで有名な冒険者カイトとか言ったな?

かつての冒険者が、なぜ荒れくれ者に成り下がってるのかな?」

カイト「それは…魔王ヴァストローデに従うお前らを倒して

魔王ヴァストローデをやっつける為にだ!!!」

町の兵士A「我らが魔王に従ってるだと…?つまらない冗談はやめてくださいよ?

私は魔王のことなんて...」

カイト「とぼけるなぁ!!!魔王の手下め、死ねぇ!!!」

ガキーン

するとカイトは、兵士を斧で殴り飛ばした。

町の兵士A「グハッ!!!誰かあいつを止めてくれ~~~~!!!」

すると窮地に追いやられた一人の兵士の叫び声により

城下町から次々と兵士が暴走するカイトを止めに来た。

カイト「雑魚の様に群れても無駄だ、お前ら全員片付けてやる!!!」

すると突然、

カッ!!!

突然風のように現れた一人のマントとビキニアーマーを身にまとった姫のような少女により、

カイトが持っていた斧は弾かれた。

カイト「な...斧が弾かれた...!?」

可憐な少女「オーホッホッホ!弱い男が女である童に勝てる訳ないですの。」

カイト「誰だ…名を名乗れ...!」

可憐な少女「お捕らえなさい。また暴れだす前に。」

町の兵士達「はっ!!!」

すると二人の兵士はカイトの腕をつかんだ

カイト「クソ、離せーっ!!!」

町の兵士B「悪いけど君には一旦ゴーランド城につかまってもらうよ。」

街の兵士C「だが安心したまえ、殺しなどせん。ちょっと牢屋の中で頭冷やしてもらうだけだ。

飯も用意するから心配するな。」

カイト「離せ...この鉄くず野郎が…!」

こうしてカイトはゴーランド城の地下牢屋へ運ばれていった。

町の兵士Aマロン姫様!たすかりました...!もしあなたが居なかったら今頃...」

マロン「なんですの!男のくせにこんなやわな女の子に助けられるなんてカッコ悪いですわ!」

町の兵士A「すまんすまん、しかしあのガキ、一体どうなったんだ...?」

マロン「どうやらあ奴に邪悪なオーラを感じました。もしかしたら言い伝えの

あのヴァストローデにでも操られとるようですわ。

次何をしてくるか分かりませんから絶対に牢屋から出すのではないですの!」

町の兵士Aそうなのか…だからあいつ暴れまわってたのか…。

...ってヴァストローデってまさかあの遥か昔に災いを呼び起こしていた伝説の魔王じゃないか!?

まさかあいつ復活したんじゃ...」

マロン姫「もしもわたくしの予感が当たってるのならば...もしハルト殿がこれを聞いてしまったら

どんな反応なされるですの…」

 

ハルト「という訳さ。つまりあんたがウィッシュワーツ学園に言ってる間に

カイトとかいうやつはゴーランド王国で暴れまわったからゴーランド城に預かったのさ。」

リナ「そんな…それじゃあ私をゴーランドに見送ってくれない?」

ハルト「ゴーランドに入れてやってもいいが...その前に問わせてもらおう。

そこの女、お前も勇者なんだろ?」

リナ「え、どういうこと!?」

ハルト「だってビキニアーマー着てるし、剣も持ってるし。」

リナ「いや、ちがう!私勇者じゃないです!ただカイトを追ってるだけなのに...!」

ハルト「嘘つけ、女勇者は皆こんな格好してるんだ!それになー、

女に勇者は似合わねーよ!だから俺が代わりに魔王を倒しに行くんだぜ!」

リナ「だから私勇者じゃないって...!」

ハルト「とぼけたって無駄だぜ!さあ、女!かかってこい!俺に倒される前に名前を教えてくれないか?」

リナリナ=アップル...!」

ハルト「リナ=アップルか、結構可愛い名前じゃないか。

面白い女だ、正々堂々と相手してやろうじゃないか。さあ、よわっちぃ女のお前と、パワフルな男の俺の、

どちらが勇者にふさわしいか...さあ、いざ勝負だー!!!」

リナ「ふえー!!!なんでこうなるの...!」

スタン「あの...僕は?

ハルトてめーは勇者に見えねーから黙って俺の闘いをみてろ。勇者同士の戦いに手を出すんじゃねーぞ!」

スタン「とほほ...。」

リナ「ハルトくん、ホントはあなたと戦いたくないけど…グス…やるしかない!」

ハルト「では行くぞ!!!食らえー!!!『アーススラッシュ』!!!

ドゴォ!!!

するとハルトが大きな剣を振り落とすと地面を砕き、地面に大きな地割れができた。

リナ「ふあぁ!!!地面が割れた...!」

ハルト「アーハッハッハ!!!どうだ!!!これが亡き親父レオン=ランツァートが得意とした技だ!!!

リナ「レオン!?まさかレオンさんって遥か10年前に戦死したとされる伝説の騎士じゃ…。」

ハルト「そうだ、いかにも俺様は伝説の騎士レオン=ランツァートの息子だ!!!驚いたか!!?

スタン「あいつが...レオンの息子か…!?図書館の本で見たことあるけどレオン=ランツァート

数え切れないくらい多くの竜を殺してきたことから竜騎士の異名を持つ伝説の騎士なんだ!

しかし10年前に氷の竜を倒しに行った際に二度と帰ってくることなく、

その氷の竜に食べられてしまったと噂されてるんだ!」

リナ「ええー!?」

ハルト「そうだ、俺は親父を倒して世界一最強の騎士になろうと思ったのに、

勝手に竜の餌なんかになりやがって!これじゃあ俺の目標はどうなるんだよ!?」

リナ「それじゃあハルトくんの目的は…!?」

ハルト「おっと、詳しい話はあとで!くらえー!!!『サイクロンスラッシュ』...!!!」」

するとリナはジャンプでハルトの攻撃をかわした。

ハルト「そ...そんな馬鹿な…俺の攻撃を…かわされただと!?」

リナ「貴方は知らなかったようね…私の女の体は男よりも身軽なの。

だから力任せだけではこの私を体を斬ることはできない。」

ハルト「なめやがって...この...小娘が…」

リナ「悪く思わないで…雷の魔法『ヘブンスパーク』!!!

カッ!!!

ハルト「グアアァァッ!!!」

するとハルトはリナの放った雷により鎧や剣が砕けて倒れた。

ハルト「くっ...この俺が…このレオンの息子...このハルトが…泣き虫女如きに負けるとは…!」

スタン「さあ、君の負けだ、これからはアップルが新しい勇者だ!」

リナ「ちょっ...スタンくん!?」

スタン「すまん、アップル。」

ハルト「くっ...泣き虫小娘が...覚えてろよ!次あったらこの借りは必ず…うわあああああ!!!」

するとハルトは立ち上がり、ボロボロになったままゴーランド王国へ向かい泣きながら走り去った。

リナ「ねえ、ちょっとハルトくん、ゴーランド王国はどこに...ってもう行っちゃった…くすん」

スタン「おい、待てよ!あっち見ろよ!あっちにすっごい街が…!」

そう、平原の奥を眺めると立派な街が見えた。

リナ「ひょっとしてそこがゴーランド王国...!?それじゃあそこにカイトくんが...

早くいきましょ!スタンくん!」

スタン「おい、ちょっと腕引っ張るなよ!もぎ取れたらどうすんだよ!」

こうして二人はカイトを探すために、

ハルトの後を追うようにゴーランド王国へ向かっていった...。

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